・接着面の準備

1. グラインダー、サンドブラストやワイヤーブラシ等で、補修する表面に付着しているゴミ、泥、錆や塗料等を除去し、 金属面を露出させて下さい。
   　 ※海水や塩溶液を処理しているポンプは、サンドブラストがけをし、一晩放置して金属に染み込んだ塩分を 表面に滲み出させて下さい。また塩分が完全に除去できるまで繰り返して下さい。

2. アセトン、ＭＥＫ等の脱脂能力に優れた有機溶剤をきれいなウエスに含ませ、2〜3回拭いて充分に脱脂し、乾燥させて下さい。　
   ※塗料用シンナーは使用しないで下さい。

・プライマーの塗布

1. 補修が広範囲にわたったり、熱のかかる箇所、下地処理が十分にできない箇所や、エキスパンドメタルが設置できない箇所にはプライマーの塗布をお勧め致します。
   　 ※プライマーＡ-1800：エポキシ樹脂系2液混合型プライマーで作業性に優れ熱間の接着力が大きい （要お問い合わせ）
   

・混合・攪拌

1. 主剤と硬化剤とをできるだけ正確に計量します。（秤のご使用をお勧めします。）
2. 下敷きやダンボール片、厚手のプラスチックシートなどの平板上で、コシの強いヘラなどを使い
   　 「すり潰す」ように主剤と硬化剤の混ぜ残しが無いように手早く混合してください。

・塗布 .

1. コテやパテナイフ等を用いて塗布していきます。下地と完全に密着させるために、一度に厚みをつけずに延ばしていきながら全体に薄く塗布します。全体に塗布したら、目的の厚みまで徐々に塗布していきます。
2. 塗布が完了したら、こてを水で湿らせるか温めて表面をならすと、滑らかに仕上がります。

・硬化

その使用場所や環境温度の違いにより硬化時間は変わります。

温度℃	機械加工ができるまで	重荷重を掛けるまで	化学薬品を使用するまで
16	6時間	16時間	36時間
24	4時間	12時間	24時間
32	2時間	8時間	16時間