FAQ

PLEXUSについてよくあるお問い合わせ

下地処理について

Q:下地処理は必要?
>材質によって異なりますが、下地処理一切無しで接着する事が可能な材質が非常に多くございます。


FRP:パラフィンが表層に存在していてもノンサンディングで接着が可能です。
   SMCやBMC等の内部離型剤が表面に残存している場合は、表層をサンドペーパー等で軽く研磨頂くと強固に接着可能です。

CFRP・CFRTP:マトリクス樹脂によりますので、詳細はお問い合わせよりご相談下さい。様々なマトリクス樹脂のCFRP、CFRTPに実績がございます。

熱可塑塑性プラスチック:接着可能な材質は下地処理一切無しで接着が可能です。接着可能材質は、プロダクトガイドをご参照下さい。

:素地に対しては相性良く接着致します。メッキや塗装等、表面処理が施されている際は相性によって下地処理を実施した方がよいケースもございます。

プライマーについて

Q:金属接着ではPC120を使用しないといけない?
>PC120を使わなくてもPLEXUSシリーズは金属に対して高い接着強度が発現致します。


Q:ラスチック用のプライマーは?
>特にご用意がございません。
 接着可能か不可能の参考は、プロダクトガイド、若しくはお問い合わせ下さい。

塗布厚みについて

Q:推奨塗布厚みは?
>製品によって異なりますので、プロダクトガイドをご参照下さい。


Q:厚みによって強度が変わる?
一般的に接着厚みが薄ければ薄い程、引っ張りせん断強度は増加します。反対に厚くなるにつれて引っ張りせん断強度は低下します。
 引っ張りせん断強度に拘るアプリケーションでは、薄い接着膜厚設計をお奨め致しますが、PLEXUSのメリットである強靭性や疲労性に関しては、ある程度厚みがある方が有利になります。t-0.5㎜~t-2㎜の間で使用される事が多いです。

硬化反応について

Q:硬化時間が過ぎても硬化しない、柔らかい
>いくつかの原因が考えられます。  
-配合比率が大幅にブレている。 
-撹拌がしっかりとできていない。 
-温度が低い(樹脂温度が5℃を下回ると商品によっては硬化しないタイプもございます) 
-接着剤中に気泡が入ってしまっている(スプリングバック) 
-被着体表面との相性等。
※詳細はお問い合わせ下さい。


Q:匂いは収まるのか?
>PLEXUSの匂いは反応性モノマー(MMA)の揮発によるものです。 
 モノマーが反応してポリマー化すると、揮発する物が無くなり硬化後もPLEXUSの匂いが発生する事はございません。


Q:硬化速度は温度に影響を受けるのか?
>PLEXUSの硬化反応は温度(環境、製品、被着体)による影響を受けます。基本的には温度が高くなれば速く、低くなれば遅くなります。 
 使用時の推奨温度についての詳細はTDS内に記載がございますが、概ね18~27℃となっております。


Q:温度以外で硬化速度に影響を与える因子は有りますか?
>接着厚みや充填厚みによっては影響を受ける可能性がございます。 
 基本的には厚みが厚いと速く、薄ければ遅くなります。しかしながら、使用される場合が多いt-0.5~2.0mmの間では殆ど一緒で あるとみなして構いません。

硬化後について

Q:上から塗装可能か?
>使用される塗料によって異なりますので、実際の塗料で試される事をお奨め致します。


Q:剥がす事はできるか?
>接着可能な材質においては、非常に困難です


Q:シール効果はあるか?
>良好に接着している状態であれば、シール効果を持たせる事も可能です。 
 シール兼接着用途での使用は非常に多くございます。

 

データについて

Q:耐候性について
>基本的に接着剤は被着体に挟まれる形状になりますので、直接紫外線の影響を受ける事がほぼ無いに等しく、屋外での使用においてもその必要性を求められる事
 はほとんどございません。


Q:耐水性について
>求められる条件をお知らせ頂いた上で、マッチングするデータがあるか確認致します。 ※詳細はお問い合わせ下さい。


Q:耐熱温度について
>お客様がご使用される部位、温度条件、求められる強度に依存しますので、特に決まった温度は設定しておりません。 
 各製品において熱間での接着データを保有しておりますので、求められる条件を問い合わせよりご相談下さい。


安全性について

Q:人体に対して安全?
 >American Conference of Government Industrial Hygienists (ACGIH) 政府産業衛生アメリカ会議、Occupational Safety and   Health Administration
 (OSHA)労働安全衛生局によるテストの結果、発がん性はございません。  特有の匂いがしますがこれは優れた警告機能となり  ます。米国労働安全衛生局は8時間作業者が健康に害がなく作業できる空気中の含有量規定を100ppmと設定しています。又厳  しい労働環境を要求する米国自動車労働組合でもプレクサスの使用を認めています。

その他

Q:開封後は早く使わないといけない?
>PLEXUSは空気と反応して劣化する事はありませんので、特に開封する、しないに配慮する必要はございません。  
 各製品ごとに製品ライフが定められておりますので、製品ライフ内でのご使用をお奨め致します。


Q:SDSが必要
>各製品ページよりダウンロードして下さい。


Q:軽量化に繋がる?
>従来の接合工法からPLEXUSによる接着接合に切り替える事で、多くの軽量化やコストダウン達成の実績がございます. 
 テーマを共有し開発のお手伝いが出来れば幸いですので、お気軽にご相談下さい。


Q:保管条件について?
>開封/未開封に関わらず、PLEXUSの製品寿命は温度による影響を受けます。 
 詳細は製品TDSに記載されておりますが、13~24℃環境での保管を推奨致しております。